2015年5月26日 (火)

甲賀三大仏その三

摩耶夫人の十楽寺

Photo_8文明18年(1486年)天台宗・寂照法師によって創建されたが、後に信長の兵火により焼失した。
1661年巡化僧・広挙和尚により、現在地に専修念仏浄土を念願し、万人講を募り、本堂、庫裡、茶所を完成し、清浄山・二尊院十楽寺と称し、念仏道場と定めた。
浄土宗総本山知恩院の直轄末寺として現在に至っている。

Photo_9甲賀三大仏の一つ「阿弥陀如来坐像」は日本最大級の丈六(278㎝)江戸時代前期の作と伝えられ、当寺のご本尊。
西方浄土の教主で、無量寿仏・無量光仏とも呼ばれる。限りのない命、光(智慧)慈悲により、たとえ悪行をしたものでも漏れなく救ってくださる仏様。



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写真は両側面からの大仏さん。さすがに大きさが迫ってくる。
このほか多くの寺宝のある中、摩耶夫人像(重要文化財)は室町時代の作とされ、お釈迦様が脇から出ている全国で一体の尊像といわれる。
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2015年5月25日 (月)

甲賀三大仏その二

いのちの観音・擽野寺(らくやじ)

Photo_5桓武天皇の延暦11年に比叡山の開祖・伝教大師が根本中堂の用材を得るために甲賀郡杣庄にお出でになった時、霊夢を感じて擽の生樹に一刀三礼のもと彫刻・安置された、日本最大の十一面観音坐仏が、ご本尊とされている。
その後、
坂上田村麻呂公が鈴鹿山山賊討伐の折、当地鎮座の擽野観音に祈願され、祈願寺と定めて国技の相撲を奉納し、今でも10月18日の奉納相撲大会として伝えられてる。
天台宗総本山延暦寺の末寺。

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写真左はご本尊の十一面観音座像。写真右が甲賀三大仏の一つ「薬師如来坐像」。東方瑠璃光浄土の教主で、医薬を司る仏さん。現世において心身の病を除き、安楽を与えてくださる仏様。(つづく)

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2015年5月24日 (日)

甲賀三大仏その一

蓬莱庭園の大池寺

Photo臨済宗のお寺である大池寺は天平年間(729~749年)行基菩薩によって開創されたと伝えられる。天正5年(1577年)信長の兵火に遭い焼失した。
寛文7年(1667年)陸前・松島瑞鳳寺の丈巖和尚が再建したもので、仏殿・方丈(書院)・茶室(松涛院)はその時に建立された。

Photo_3甲賀三大仏の一つ「釈迦如来坐像」は行基菩薩による一刀三礼の釈迦と伝えられ、この木彫の丈六座像は約八尺(約2.5m)の高さの大仏さんである。
云うまでもなく釈迦如来は仏教の開祖であり、人々を苦しみの世界から苦しみのない世界へ導くために教えを説かれ、仏の世界にお送りくださる仏様。

Photo_4蓬莱庭園は寛永10年(1633年)小堀遠州が水口城の作亊奉行を命ぜられ、築城を祝って造営したものと伝えられる。サツキの大刈込み鑑賞式枯山水の庭園である。
例年5月下旬より紅白数種入乱れて咲くサツキは華麗なる眺めといわれる。
(つづく)

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2013年1月 6日 (日)

ご朱印は 和をもって 尊しとなす

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0136 法隆寺 (完)

東大門を出て東院伽藍に向かうと、四脚門がある。行信僧都(ぎょうしんそうず)が聖徳太子の遺徳を偲んで、天平11年(739年)に建てた上宮王院(じょうぐうおういん)といい、その中心となる建物が夢殿。

0137 この夢殿は八角円堂で、その中央の厨子に聖徳太子等身の秘仏・救世観音像(くせかんのんぞう・飛鳥時代)を安置し、周囲に聖観音菩薩像(平安時代)、聖徳太子の孝養像(鎌倉時代)などが祀られているという。

0139 東院鐘楼(鎌倉時代) この鐘楼は袴腰(はかまごし)と呼ばれる形式の建物で、内部に「中宮寺」と刻印された奈良時代の梵鐘が吊るされているという。

駆足4時間で、どうにか法隆寺を参観できた。一応満足のいく法隆寺ではあった。そんな中、どこかは失念したが、「和をもって貴しとなす・法隆寺」というご朱印も、しっかり頂いてきた。

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2013年1月 5日 (土)

宝物が どっさり並ぶ 宝蔵院

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0124 法隆寺 4

西院伽藍を出たところに鏡池、その袂に茶店後の石碑が建っている。この茶店で「柿食えば…」の名句が生まれたようだ。

聖霊院(しょうりょういん) 鎌倉時代に聖徳太子信仰の高まりにより、太子の尊像を安置するために僧坊を改造したものという。

0130_2 大宝蔵院 聖霊院の東奥に平成10年に落成した百済観音堂を中心とする宝物庫。内部には夢違観音像(ゆめちがいかんのんぞう・白鳳時代)推古天皇所持の玉虫厨子(たまむしのずし・飛鳥時代)橘夫人厨子(たちばなぶにんのずし・白鳳時代)をはじめ中国伝来の百万塔、九面観音像、金堂小壁画など宝物多数を安置してある。

0131 大宝蔵院を出て夢殿に向かう途中に東大門(奈良時代)、この門は珍しい三棟造という奈良時代を代表する建物の一つという。

 

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2013年1月 4日 (金)

飛鳥建築の 粋を見る

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0121 法隆寺 3

中門と回廊が西院伽藍を取り囲み、深く覆いかぶさった軒、その下の組物や勾欄、それを支えるエンタシスの柱、いずれも飛鳥建築の粋を集めたもの。

0120_4堂(本堂)はご本尊を安置する殿堂。この建物のなかに金銅釈迦三尊像(飛鳥時代)、金銅薬師如来座像(飛鳥時代)、金銅釈迦如来座像(鎌倉時代)、さらにそれを守護するのが最古の四天王像(白鳳時代)である。また天井には西域色豊かな天蓋が、周囲の壁には世界的に有名な壁画(昭和24年焼失、現在は再現壁画)が描かれている。

0122 五重塔(飛鳥時代)は釈尊の遺骨が奉安され、この高さは32.5m、わが国最古の五重塔として知られている。最下層の内陣には奈良時代に造られた塑像群が祀られている。

さて、本堂の裏手に12月というのに桜が咲いていた。二度咲きの桜とみられ、一服の清涼感を与えてくれた。
(つづく。 写真をクリックすると拡大)

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2013年1月 3日 (木)

「柿食えば・・・」 時を刻むは 西円堂

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0115 法隆寺 2

南大門から中門を抜け、西院伽藍を正面に見て、まづは左手(北西側)小高い丘の上にある西円堂(鎌倉時代)に登る。
その前に弁天池のほとりの西茶所で一服、「峰薬師如来・法隆寺西円堂」のご朱印を戴く。
八角形の社には薬師如来が祀られている。また周りの俯瞰される景色は絶景であった。

0117 社の右手にこじんまりした鐘楼があり、この鐘の音こそが「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」という名句の元になった「時を告げる鐘」であるという。現在でも2時間ごとに時を告げているが、その音量は大きからず、程よい響きで周囲一円を包込んで、何とも言えない風情であった。
0118 広場の片隅に屋根の掛けられた南無太子仏(聖徳太子少年像)が安置されていたので、割合新しいものであったがパチリ。

(つづく。写真をクリックすると拡大)

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2013年1月 2日 (水)

参道に 太子好みの 松並木

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010112月16日 SMC京都オフ会の流れで、待望の斑鳩(いかるが)法隆寺にお参りする機会を得た。しかも藤井栄一氏(公認ガイド・画家)のご案内によるものだ。インフォーメイションセンターから聖徳太子の好みという松が植込まれた参道を南大門に進む。

0104 法隆寺は飛鳥時代の姿を現在に伝える、世界最古の木造建築として知られる。
用明天皇が自らの病気平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願されたが果たせず、推古天皇と聖徳太子が遺願を継いで推古15年(607年)法隆寺とご本尊「薬師如来」を完成したもの。
広さ約18万7千㎡の境内には飛鳥時代をはじめ各時代の粋を集めた建築物が軒を連ね、国宝・重文は約190件に及ぶ。1993年12月、日本で初めて世界文化遺産に登録された仏教文化の宝庫である。

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2012年12月29日 (土)

当尾の石仏めぐり(完)

ツジンドの焼け仏

0057 0059                                                       西小、大門、高田、尻枝の交差点に当たる十字路にあったが、1927年の火災で焼け仏になったという。

約2mほどの花崗岩で出来ており、像高は167㎝、焼けただれて赤く変色、表面がボロボロに剥離し、頭部を中心に放射状に亀裂が入っている。かなり気の毒に痛んでいる。

0062 大門仏谷の
如来型大磨崖仏

当尾で最古・最大といわれ、坂の上から谷底にある磨崖仏が、辛うじて望遠できた。

6mの花崗岩に彫られた像高3mの阿弥陀磨崖仏である。

これで当尾の石仏めぐりは完了。翌16日に訪ねた法隆寺は来年正月からご披露することになる。お付き合いいただき有難うございました。よいお年を・・・・・。

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2012年12月28日 (金)

当尾の石仏めぐり 6

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0055_4 小西地蔵(たかの坊地蔵)

小さな石仏群の中に船形の光背の矢田形の地蔵尊という。大和矢田寺の地蔵が右手を阿弥陀の印相である施無畏(せむい)印に結ぶことから、そう呼ばれるという。

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長尾の阿弥陀磨崖仏

立派な屋根石をかざされ、美しい蓮弁(れんべん)の台座に座られる。

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