2014年3月11日 (火)

ここに迎えた 満願寺

33332遠州33観音 第33番
實谷山 極楽寺(結願寺)

ご本尊 阿弥陀如来
札所本尊 聖観世音菩薩

周智郡森町一宮5709

極楽寺は養老年間(712年ごろ)行基菩薩によって開創された古刹で、ご本尊の阿弥陀如来像は行基菩薩自ら刻されたと伝えられている.。


3301寺は平安時代には天台の教義を修められた高僧・恵心僧都がとどまり、一時は隆昌したが、その後、衰微してしまった。

3302寛永6年(1629年)可睡斎21世・貴外嶺育和尚は極楽寺の衰退を惜しみ、堂宇を再建,曹洞宗に改宗して、禅風が賑わうに至り、寺運は飛躍的に興隆したという。 

遠州33観音霊場巡拝もここに満願を迎えた。

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2014年3月10日 (月)

霊験あらたか 白龍頭観音

3201遠州33観音 第32番
鹿苑山 香勝寺

ご本尊 聖観世音菩薩
札所本尊 白龍頭観音

周智郡森町草ケ谷968

3202天文14年(1545年)一の宮領主・武藤氏定公が寺領を寄付、宋信寺八世・全忠大和尚を勧請して開山されたという。
札所本尊の白龍頭観音は大正時代の中ごろ、草ケ谷の観音坂をある行者が通りかかった時「この土の中に観音様が埋まっておられるので速やかに掘り出して供養されるがよい」と告げられた。

3203そこの地主は病に伏していたが、さっそく掘り出し、供養したところ病は癒え、商いは繁盛したという。
その後、観音様は香勝寺の境内に安置されていたが、昭和52年2月18日開山の朝霧の中に白龍頭観音がお姿を現し、予言による神通力を使われた。以来霊験あらたかな観音様とした信仰を集めたという。

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2014年3月 4日 (火)

高僧輩出 東海の古刹 蓮華寺

0101遠州33観音 第一番
八形山 蓮華寺

ご本尊 阿弥陀如来
札所本尊 聖観世音菩薩

周智郡森町大門2144

蓮華寺の開創は慶雲年間(704年)文武天皇の勅願により行基菩薩が開山したと伝えられる。

0102天平7年(735年)入唐僧・玄昉によって伝えられた法相宗の寺となり、後に天長8年(831年)慈覚大師によって天台宗に改宗、36坊七堂伽藍を建立し、この地方の中心地として長く隆盛を極め、多くの高僧を輩出した「東海の古刹」である。

札所本尊の聖観音像は慈覚大師の一刀三礼の厄除け観音と伝えられ、60年毎に開帳される秘仏である。

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2014年3月 3日 (月)

曹洞宗屈指の名刹 大洞院

0201遠州33観音 第二番
橘谷山 大洞院

ご本尊 麻蒔地蔵菩薩
札所本尊 馬頭観世音菩薩

静岡県周智郡森町橘249

0203後小松天皇の応永18年(1411年)恕仲禅師が観音菩薩の教示によりこの地に初めて留まり、時の将軍足利義持公から自らの荘園と境内の地を寄進され創建したと伝えられる。以来数百年、総本山・総持寺の五院列祖の大源派の派頭として、末寺3400を数える曹洞宗屈指の名刹という。

0202札所本尊の馬頭観世音は恕仲禅師が諸国行脚の折、霊夢により「勝縁の地は東方遠州飯田の里なり」と告げられ、飯田城主・山内対馬守の帰依により堂宇を建立したものという。

大洞院は別名「森の石松」の寺として知られ、入り口に親分・清水次郎長の墓碑に並んで祀られている。(写真下)

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2014年2月26日 (水)

火災にも残った槇の大木と観音像

0501遠州33観音 第五番
瑞霧山 大雲院

ご本尊 聖観世音菩薩

掛川市上垂木87

0502鎌倉時代正応2年(1289年)鎌倉武士・中村氏が遠江国入府の折、この地に土着、真言宗御嶽山・等持院を建立、一族の菩提寺としたのが、始まりとされる。天正3年(1575年)増善寺・七世蘭室宗佐大和尚が、曹洞宗に改め開山今日に至っている。

0503天明6年(1786年)に全伽藍を焼失して、多くの寺宝を失ったが、ご本尊の聖観音像、それに脇物不動尊、毘沙門天は無傷で残り、観音堂北側の槇の巨木(現在5m余)も残った。秘仏・聖観音像は行基の作と伝えられる。

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2014年2月25日 (火)

生涯信仰に徹した白木観音

0401_2遠州33観音 四番
鞍淵山 春林院

ご本尊 能満虚空蔵菩薩
札所本尊 聖観世音菩薩

掛川市吉岡1051

0402文明元年(1469年)創建当時は山深い市内垂木七窪にあり、寺名は不明。天文4年(1535年)遠江地頭職・原頼郷の伯母・春窓林尼公を開基として移転開創。可睡斎の後見寺として現在に至っている。

0403白木観音
観音信仰の功徳主・白木ハナエ氏により昭和57年、時の永平寺貫主・泰慧玉禅師による命名・開眼で、建立された。
昭和62年、現在19世・晋山とともに東京より掛川市に転居、5億円を寄付して掛川城の復元・再興に尽力、ほかに可睡斎坐禅堂再建、鐘楼・山門の新築、子安観音・慈母観音建立など福祉・慈善事業に布施行を行い平成7年96歳を一期に信仰に生き、質素倹約に徹した生涯をとじられた。


 

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2014年2月24日 (月)

真言、天台、それから曹洞宗に

0301遠州33観音 第3番
安里山 長福寺

ご本尊 聖観世音菩薩

掛川市本郷1389-1
曹洞宗

神亀3年(726年)行基菩薩が五智如来を安置したのが始まり。真言宗の寺として栄え、元慶8年(884年)比叡山座主・智證大師により天台宗に改宗、遠江国を二分する勢力を有した。

0302宝治2年(1248年)工藤信濃守祐光は遠江国を所領し,当寺を菩提寺とした。
明応3年(1494年)北条早雲の兵火により伽藍を焼失したが、松堂高盛禅師により寺は再建され、以後曹洞宗に改宗して現在に至っている。
ご本尊の聖観世音菩薩は秘仏とされ、身の丈9寸の座像、脇に不動明王、毘沙門天を従えておられるという。

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2014年2月20日 (木)

如意輪は福徳・智慧の二徳を・・・

0901遠州33観音 九番
洞谷山 龍雲寺

ご本尊 釈迦牟尼仏
札所本尊 如意輪観世音菩薩

菊川市西方3780-1

0902490年前、室町中期の永正11年(1514年)曹洞宗開祖・道元禅師から13世の孫にあたる法山宗益和尚が開創した禅寺である。11世忍龍和尚の代、寛保元年(1741年)福天大権現(秋葉山三尺坊第三)と稲荷大明神が応現し、寺の守護と10万信者の所願満足のために堂宇を建立して現在に至っている。

札所本尊の如意輪観世音菩薩は福天大権現の元山より応現したもので、本堂に奉祀されている。御名を唱えれば福徳・智慧の二徳が授かり、諸願成就のご利益が得られるとされている。

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2014年2月19日 (水)

霊験あらたかな観音様

0801遠州33観音 第八番
龍谷山 常現寺

本尊 延命地蔵菩薩
札所本尊 十一面観世音菩薩

掛川市日坂506-1
曹洞宗

0802覚雄宋鑑禅師が旅の途中、東海道小夜の中山の一画「沓掛」のあたりに差し掛かると、泣き叫ぶ村民の一行に出会った。訳を尋ねると、下の谷、水井の地に竜が住み、夜な夜な街道に現れ、悪さをするという。そこで禅師は水井に降り立ち、坐禅三昧に入り、その法力により龍を谷に封じ込め、村民の延命と安泰を祈念、延命地蔵尊を祀り寺を建立したのが草創という。

0803札所本尊の十一面観音は奥の院になっている粟ケ岳観音堂に安置されていたもの。これはインド僧・弘道仙人が世の中の安泰と、万民福楽を祈念されたものという。以来「厄除け観音」と称され、霊験あらたかな観音様として信仰を集めている。

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2014年2月18日 (火)

迷走を断じ 阿修羅を救済

0701遠州33観音 第七番
曽我山 正法寺

ご本尊 正観世音菩薩
札所本尊 十一面観世音菩薩

掛川市高御所1312

0702元真言宗正眼院と号していたが、廃寺となった。明円見珠和尚がこの地に来て、村民たちの希望に応えて寺を再建、応永7年(1410年)曹洞宗に改めて開山。2回にわたる火災を乗り越え、檀信徒の協力により再建、近隣随一の大伽藍を誇っている。

0703札所本尊は頭上に十一面を有し、十一品の無明から起こる迷走を断じ、六道のうち阿修羅を救済する観音とされ、特に除病・滅罪・求福のため広く信仰されているという。

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